「東京国際ジャッキー映画祭」

11月4日(金)23:00〜「東京国際ジャッキー映画祭」が開催されました。


新作の「1911」と「新少林寺」、そして「プロジェクトA」が、なんと日本で一番大きいスクリーン(8m X 20m)でオールナイト上映されるとのことで、久々に楽しみにして行って来ました。


チケットは発売開始と同時にネットで購入。3,000円ナリ。
オールナイトなんて、3年ぐらい前のシネマート六本木でやった「プロジェクトBB」のイベント以来なもんで、爆睡しちゃって周りの方に迷惑がかからないように(笑)、通路側の一番端をゲット!ちなみにこの劇場で見る時はいつもこのあたり。



開演前に、六本木ヒルズのツタヤで「新少林寺」で使われた衣装が展示してあると言うので、何年かぶりに立ち寄りました。エスカレーターを上がったところの一角に展示されており、その横には「少林寺」関連のDVDが紹介されていました。




写真を撮り終えて、六本木ヒルズへ向かうとエスカレーターの踊り場で何やら撮影をしている。何でもジャッキーに纏わるお宝を持参してコメントすると、非売品のグッズをもらえると事前に聞いていたので、とりあえず私も並ぶことに。


あと15分ぐらいで上映となってしまうのに、まだ10数人の方が待ってらっしゃる。さすがに時間が無いのか、スタッフの方が「残りの方はこの後の休憩時間でやらせてもらいます!」と一旦解散。


23:00〜
毎週日曜日に開催中の「大成龍祭」でお馴染みのSOJ(スクール・オブ・ジャッキー)の方々司会進行の元、いよいよ開幕!


後で聞いた話ですが、この日お客さんは、キャパ646席のところ、180人ぐらいだったそうです。中央は大体埋まっていた感じだったので、もう少し居たように思いましたけど・・・でもオールナイトでこの入りは立派な数だそうです。


まずは「新少林寺」からスタート!


<ネタバレあり!>


もう夏ごろから試写会を見た近い友人の感想を聞いていたけど、そんなに悪いことは言っていなかったので、どんなものかと思ったけど、自分も同じく思ってた以上に(全体的に)良かった。


監督がベニー・チャン(陳木勝)。
この人は1990年代の作品は良いのがあるんだけど、2000年代は「ちょっとなぁ」ってのが多い。アクションも相変わらず、爆薬ドバーン!!ガラスがガシャーーン!!だし・・・「少林寺」が舞台なのに、少林拳みたいなものも全く見られなったような。2007年に「インビジブル・ターゲット/ 男兒本色」と「導火線」を香港で見て帰って来た時には、某氏に「『導火線』と比べてアクションが古過ぎやしませんか?」と報告してしまったほど。(笑)


「くまきん」こと熊欣欣が出てるんだけど、「方世玉」のマンチクみたいだった。
エンドロールを見たら、アクション監督がユン・フイ(元奎)だったので、余計にそう思えたりして。


ニコラスも悪役で出てるんだけど、王子様みたいでキレイ過ぎやしないかな?ちょっと「プロミス/無極」の時のようだった。見ていて「やっぱりサラブレットは違うな」と感じたもんだ。私的には「証人」「線人」みたいに感情むき出しで全部をさらけ出していた演技の方が好きだ。


アンディはアンディのままかと思ったけど、今回はそうじゃなかった。
想像を大きく超えて良かったと思う。もう1回この人だけ見てても良いくらいだ。


あと意外に好印象だったのが、呉京ウー・ジン)!初めて感じが良いと思ったよ!(笑)
香港でKー1を見た時に近くにいたけど、結構ゴツかったなぁ。


いろいろ書きましたけど(汗)、キャストやセットも豪華だし、この迫力あるスクリーンで見れた事で評価は1.5倍ぐらいに良くなったかな。すでに試写会で見ている人だって、さすがにこの環境で見たら、多少なりとも印象が変わったはずだ。(いかに劇場選びが大切かってことを痛感した)


最後アンディの歌でちょっと泣いたし。一般公開でも大きな劇場をオススメします。



1:00〜
トイレ休憩時間に、開演前に参加できなかったお宝グッズ(全然そうでもない)ものを持参して先ほどの踊り場へ。

前売りを買うと付いて来たグッズや劇場で売っていたバッチなんかを持参しました。
ジャッキーに関係のない香港映画もありますが。(笑)

もらえたのは、非売品の「1911」「新少林寺」のプレス。


劇場ロビーの様子。



今回の東京国際映画祭のグリーンカーペットで、SOJのお二人がジャッキーから直接もらったサイン入りポスターや貴重なイラストポスター(谷垣さんの私物)


トイレへ行き、グッズなんかをもらって帰って来ると、劇場では「1911」の記者会見の模様が流れている。これは「大成龍祭」の時も一部見たけど、今回はそれよりも7分ぐらい長いバージョンらしいと聞いていたので楽しみにしていたのに、なんで皆さんが休憩に行っている時に流しちゃったんだろう?


昔からファンクラブに入ってらっしゃり、ジャッキーとも造詣が深いT澤さんが編集した、DVDの特典に入れても恥ずかしくないクオリティーに仕上がってるのに・・・始めからちゃんと見たかったんだけどなぁ・・・残念!!!


「1911」の上映前に、次長課長しょこたん石丸博也さん、ジャッキー本人からのメッセージが流れたり、参加された皆さんと集合写真を撮ったりしました。ココ



そして2本目、「1911」がスタート!


<ネタバレあり!>


東京国際〜ではココよりも小さい劇場でやったので、行かれなかった私としては凄くラッキー!内容はこれまで何度か作られて来た、共産党が出来るまでのプロバガンダ的な映画だと思っていたので、事前にちょっとビデオを見て少し勉強したり、覚悟して見たんだけど(笑)、思いの外、コレも良かった!


オープニングで日本独自で作ったと思われる説明映像もあったり(『レッド・クリフ』的な)、蜂起の銃撃シーンなんか心臓が弱い人には向かないんじゃないか?ってくらいに迫力があったなぁ。ジャッキー自身も演技に徹していて、アクションは演技力があるからこそ生きるんだって事を改めて教えられたような気がする。


でもね、アクション・シーンが最後の最後に少しあるのよ。
それも今まで普通に演技してたのに、サービスなのか、我慢できなかったのか(笑)、急にアクションが入っちゃって、そこだけ雰囲気がガラッと変わっちゃった感じ。あまりの突然のことで、1人で大笑いしてましたけども。


これはどうなんでしょうかね・・・往年のファンは理解がありますが、普通の映画ファンが見たら、「ジャッキーも年だな。やっぱり昔みたいなアクションはもう無理なのかな?」なんて印象を持たれるんだろうか?反応が楽しみでもあるし、心配でもある。



終るともう4時!!
香港映画ファンにはお馴染み、FREEMANさんこと筒井さんが「新少林寺」の宣伝のためだけに頭を丸めて登場!(笑)


「ファースト・ミッション」での貴重な撮影現場の写真など、当時のエピソードを交えて語っていただいたり、門外不出のグッズプレゼント抽選会があったりと大いに盛り上がりました。


残念ながら私は当たりませんでしたが、当選された方に写真を撮らせていただきました。


(上)「デッド・ヒート」のジャンパー
(下)「ヤング・マスター」の劇場用ポスター(コレが欲しかった!)


ちなみにT澤さんが着てらっしゃった、ジャッキーからもらったと言う「ダブル・ミッション」のスタッフ用パーカー!

こんなのあったんですね。


そして、最後は「プロジェクトA」
ここまで来ると結構ツライ。もう5時近いし。(笑)
今回はもうすぐリリースされるブルーレイでの上映。
「どんな風に映るのかな?」と思ったけど、スクリーンが・・・








デカすぎだよ!!






贅沢な(?)悩みと言うか、見るにはちょっと大きすぎたかも。(笑)
コレが初見だったら、凄いインパクトだったろうなぁ。中学生の時に見た「渋谷スカラ座」だって、結構大きな劇場だったけど、これほどじゃなかった。当時はジャッキー・フィーバーだったし、新作が公開されると聞いただけでワクワクしてたから、今とは見る心境が違うけど、やっぱり感慨深いものがある。ここの劇場で見れただけでも十分貴重な体験だと思う。本当に来て良かった。



皆さん、何とかがんばって起きてらっしゃって、名残惜しさを残しつつ、無事閉幕!!



終るともう7時近い。
7時なると、劇場が一旦清掃に入ってしまうらしく、急いで出ることに。(笑)
当初の終了予定は、始発が動き出す5時ぐらいだったような。


出口付近では、ジャッキーへのコメント撮りをされてらっしゃいました。(お疲れ様です!)


帰宅したのが、8時。
さすがに40歳の老体にはオールナイトはキツかったですが、こんな貴重なイベントは中々ありませんからね。新作2本は配給会社が違うのに、コラボグッズなんかを作っていただいたりと、何より主催していただいた配給さんや主催者の皆さんの気持ちが凄く伝わって来たイベントでした。


昔から香港映画のイベントには参加しておりますが、こうやってファンにちゃんと目を向けてくれているイベントが無くなってしまって、本当に残念でなりません!


このようなファンが一同に集える場所を提供していただいた関係者様方に、深く感謝いたします!本当にありがとうございました! 


また、11月6日(日)の「新ポリス・ストーリー/重案組」を以って、4月から開催された「大成龍祭」もグランド・フィナーレを迎えました。


主催者のお一人、TOHOシネマズの溝口さん。

ファンの皆様から感謝の花束が!!!

いろいろご尽力いただき、本当にありがとうございました!