「大成龍祭/プロジェクトA」上映!

と言うワケで、8月になってしまいました。
この時期になると、「あ〜もうすぐ映画祭の季節だなぁ」と思うのはワタシだけでしょうか。




さて、ここ最近の週末はTOHOシネマズ六本木で開催中の「大成龍祭」に参加しております。




正直、開催直後の時は、「DVDも持ってるし、わざわざ見に行くこともないな」と思っていたのですが、これまた大きなスクリーンでキレイになった映像で見ると、「こんなシーンあったっけ?」「そう言えば、この俳優が出てたんだ」と新たな発見もあったりで、中学生当時に見ていた「テレビ版」の思い入れが、見ているうちに何処かに行ってしまうほどの(笑)新鮮な感覚で、毎回楽しく見ております。




今まで気付きませんでしたが、このイベント、どうやら製作順で上映しているようで(汗)、これまではジャッキーさんが某監督の元で不遇の時代を送っていた作品だったワケですが、昨日はようやく「プロジェクトA」が上映されるところまで来ました。




上映はいつものARTスクリーン(108席)から、今回だけ、スクリーン6(180席)へ移動して行われました。170席が売れたそうで、前方から2列以外はほぼ完売だったそうです。



劇場へ入ると、スクリーンの前に、香港版のポスター(2種類)が飾られてました。「コレ、谷垣さんのじゃないの?」と思ったら、やっぱりそうでした。(持ってるの、谷垣さんぐらいでしょうからね)




上映前に、ジャッキー映画の啓蒙活動をしてらっしゃるゴリラさんと、劇場の番組編成担当の溝口さん進行の元、「1911」の新しい予告編と、「1911」のポスター抽選会(5名)が行われ、大盛り上がりの中、上映開始と相成りました。


日本公開は、1984年2月25日(土)だったそうですよ。


当時の私の日記を見たら、3月13日(火)に行ってたみたいです。(笑)
「渋谷スカラ座」でしたね。大きな劇場で、2階席でよく見たもんだ。
(今の「渋東シネタワー」の1階部分の場所にあった劇場です)


日記には・・・
「今日は最後の試験だった。幾何と地理だった。幾何はあんまり難しくなかったけど、地理はあんまりうまく行かなかったと思う。やっと試験から解放されて良かった。それから午後は「プロジェクトA」を安部君と見に行った。劇場では同じ中学の友達もいて、とても面白く見ることが出来た。」



とまぁ〜こんな感じで書いてありまして(笑)、その他には2月11日(土)に市川くん(「SUPER STUPID」 の市川昌之くん)と有楽座に「プロジェクトA」のイベントに行った・・・って書いてあるんですが、全然覚えておりません。どういったイベントだったっけかなぁ?(参加された方、いらっしゃいます?)



映画に関して・・・


アクションシーンは何度も見てますが、通して見るのはもう20年ぶりぐらい。(もっとかな?)
この作品については、実はあまり思い入れみたいなものは無いんですけど(汗)、さすがにもう全部流れはわかってますから、肩のチカラを抜いて「ちょっと粗探しをしてみよう」ぐらいの感じで見てました。


思ったことをいくつか・・・


● 酒場のシーン、凄く大きなセットで撮っていると思ったが、よく見ると結構こじんまりとしたスタジオのように見えた。


● 豪華なクラブのセット、「五福星」の田俊(ジェームス・ティエン)の豪邸と作りが同じっぽい。「五福星」撮影終了後、かなりの手を加えてジャッキーが「プロA」で使った?


● 初めて覚えた広東語はこのシーンでの「トーチェー/多謝」だった。


● このスタントは火星(マース)? ファンの皆さんの間では有名な話?


● 1984年の香港興行収入は第7位。これだけの大作で何故ウケなかったのか?ちなみに、この年の1位は「皇帝密使」、4位に「スパルタンX」、6位に「Mr.BOO 鉄板焼」だった。この頃はストーリー性がある映画よりも、まだまだライトなコメディが人気だったからなのか?


● あまりのこだわりにお金をかけてしまうことでも有名なジャッキー、この興収でペイできたのか?この年(1984年)の前後の年間ランキングを見ると、兄貴分のサモの作品が必ず数作品入っている。そういった事を考えると、そつ無く、確実に稼げる電影人として、(サモは)会社からも大事にされたのでは?(嘉禾との関係は常に上手く行っていたんだろうか?)


● 公開直前に日テレで放送されたメイキングなどを今見ると、かなりの部分でサモ・ハンが口を出していそうな感じがする。


何だか完全に指導権を握られているような。現に最後も美味しいトコをサモに持ってかれちゃってますしね。(笑)


この番組を久しぶりに見たら、オープニングのタイトルは「白抜き」だったんですね。


その他、貴重な映像として・・・


幻の道場のシーン(日本版DVDにも収録済み)



シンガポール向けの新年挨拶(フランス版DVDに収録)


「嘉禾電影」1982年10月号 開鏡(クランク・イン)の模様


上映後、エスカレーター横に先ほどのポスターが展示されました。



こんなの初めて見た!谷垣さんに感謝!!


「大成龍祭」は、11月6日(日)「新ポリス・ストーリー/重案組」までやっておりますので、ご興味のある方はぜひ!ココ


[おまけ]
当時のビデオをいろいろ出して見ていたら、こんなものが出て来ました。



土曜の昼過ぎにやってましたね。
その日に放送される「ゴールデン洋画劇場」の予告編と言ったところでしょうか。ガンダムララァでお馴染みの藩恵子さんと、そっちの方っぽい福岡翼さんでございます。(笑)ビデオ予約が出来ないデッキだったので、下校後、急いで家に帰って録画のスイッチを押したもんです。ああぁ〜この頃に戻りたい・・・