キム・キドク

tera-chan2007-04-26

ここ2ヶ月で見たDVD


● もしも昨日が選べたら/Click
● アサルト13 要塞警察
● ホステル
● X−MEN
● ソウ3
● ヒストリー・オブ・バイオレンス
● 南極物語
● ユナイテッド93
● 王と鳥
● 復讐するは我にあり
● 春夏秋冬そして春
● 魚と寝る女
● 受取人不明
● 悪い女
● 弓
● がんばれグムスン
● プライベートレッスン 青い体験
● 春の日の熊は好きですか?
● カル
● 鬘(かつら)
● The EYE 2


自宅にいながらの「キム・キドク映画祭」になりましたが(笑)、んまぁ〜この監督の作品には何故か惹かれるんですよね。


とにかく、セリフが少なくて助かるんです。見ている側としては。(笑)
でも、それだけで見せられると言うのはスゴイことですよ。
何処かの国の映画を見過ぎていると(爆)、余計にそう感じます。


過激な暴力・セックス描写、ショッキングなシーンが出て来るために、苦手な方(特に女性?)がたくさんいるらしいんですけど、私なんか見終わった後に、「この人は一体何を言いたいんだろう?」と思っちゃうんですよ。何かの映画で「ギリシャ神話の中では(?)セックスは死と通じる」と言うセリフがあったのを記憶していたので、検索してみると・・・・


「一昔前、ヨーロッパでは、セックスは『小さな死』と考えられていました。要するに、セックス=愛は、『生』を生み出すと同時に『死』をもたらすものなんですね。」


と紹介しているところを見ると、何か宗教的なこと(監督自身キリスト教徒らしい)や監督の「死生観」を表現したかったのかな?とも考えたりですね。


いろいろネットで来日時の監督のインタビューや韓国映画を紹介されているサイトを拝見していると、「ははぁ〜なるほど、そうゆうだったのかぁ〜」といたく感心してみたり。(笑)ただ、ショッキングな映像は単に「ツール」にしか過ぎず、本質的なものはもっと違ったところにあるようには思いました。


実は昨日、終わりかけの最新作「絶対の愛/TIME」を見に行って来ました。
テーマがテーマだけに比較的わかりやすい映画にはなっていると思います。
世界から注目されてから、日本の「ハピネット・ピクチャーズ」から出資されてるみたいですが、そういった影響(マーケティング面等で)はあるのかな? ココ 


見終わった後に、「ふ、深いなぁ〜」と言葉に出てしまう、そんなキム・キドク監督の処女作がようやく公開され、過去の作品も特集されるそうです。 ココ 


私も未見の「ワイルド・アニマル」「リアル・フィクション」と立続けに3本一気見する予定であります。


しかし、英語題やオシャレっぽいタイトルをつけるのは止めていただきたいもんですね。
「うつせみ」だなんてワケわからんよ。原題が「空き家」だもの。さすがにこれじゃぁ入らないとは思うけど(笑)、もうちょっと何とかならんもんかなぁ。


ちなみに、監督のフィルモグラフィーと原題は下記の通り。


1996 鰐
1997 ワイルド・アニマル   ・・・野生動物保護区域 
1998 悪い女          ・・ 青い門
2000 魚と寝る女       ・・・島
2000 リアル・フィクション  ・・・実際状況
2001 受取人不明
2001 悪い男
2002 コースト・ガード    ・・・海岸線
2003 春夏秋冬そして春
2004 サマリア
2004 うつせみ        ・・・空き家
2005 弓
2006  絶対の愛       ・・・・時間


参考:
韓流初心者にはありがたい、「輝国山人の韓国映画」さんのHP ・・・ ココ