「ドリーム・ホーム」トークショー

最近、まともなブログを書いておりませんので(汗)、6月18日(土)に上映後に行われた「ドリーム・ホーム」のトークショーの模様を忘れないうちに書き残しておきたいと思います。


うろ覚えですので(ダメじゃん!)、間違っていたらご指摘願います。(>当日参加されていた方)




トークショーのお客さんは、30人ぐらいでした。


●字幕翻訳家でいらっしゃる最上麻衣子さんは、香港でリサーチ会社で働いている時に、パン監督のいとこの方と同僚だったので、ある時、「東京国際映画祭」で何か出来ないかとの相談を受けた。


●初めてパン監督の作品の字幕監修したのは、「ユー・シュート、アイ・シュート」だった。


●パン監督は「少しの暴力・少しの血・少しのエロ」で観客を楽しませることが出来る「スプラッター映画」が大好き!


●作品の内容については、ほとんどが実体験に基づいている。


●監督の作品にモチーフとして出てくる「コンドーム」。パン監督は14歳で初体験をし、それから女性が途切れたことが無い。女性と関係を持つ時は必ずコンドームを使う。映画でもそういったやりとりがあり、使わない人間はXXをXXされてしまったりする。(笑)


●1989年の「天安門事件」の頃は高校生だった。香港島のビクトリア公園で抗議集会が行われていた時には、湾仔の京都戯院の一番後ろの端の席で彼女のXXをまさぐっていた。(笑)=「ビヨンド・アワ・ケン」で、そのまんまのシーンがありましたね。


●「AV」に主演していた若手俳優たちが、今作でもキャラがあまり変わらない役で出ていたのも興味深い。


●監督の作品によく出てくる償セ瑞文(チム・ソイマン)は元々舞台俳優。映画の中でも舞台そのまんまの感じで演じてくれた。後にスーパースターになるほどの人気者になり、映画にもたくさん出るようになった。

お笑い芸人の「はなわ」にそっくり。(笑)


●今回パン監督の作品が上映されたので、これを機に配給である「ユナイテッド」さんにリクエストすると、いろいろ考えていただけるとの事。ちなみに担当の方は楊千華(ミリアム・ヨン)のファンでらっしゃるそうです。

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最後に抽選でプレゼントがもらえるとのことで、最上さんから「パン・ホーチョン作品を全部見ている人!」の問いにすかさず手を挙げたら、「そこのパッと手を挙げた方」と言われてしまい、監督の生写真をいただきました。(笑)


トークショー後、ロビーで最上さんに「TIFFでの『ユーシュート〜』の日本語字幕を見て好きになりました。一般公開でもやってくれませんか?」と直訴してしまった。マシンガンのように喋る張達明の台詞を見事にカバーしていたバージョンだと思う。MATV版はすっきりし過ぎ!何とかお願いします!


TIFFで「ユーシュート〜」を見ていた時に、実際に香港に在住経験があって、広東語のレベルが高い方が字幕監修をしたんだろうな〜と、ずっと思っておりましたが、トークショーを拝聴し納得しました。


最上麻衣子さんって、こちらの方だったんですね。maikoさんって、言われて見ればそうだよなぁ・・・大変失礼致しました! ココ


実は、22日(水)=毎週水曜日が1,000円だったんで、劇場に勤めるホラー、スプラッター好きな友人を誘って2回目を見て来ました。フリークの友人に「こんなのまだまだ甘ちゃんだ」とバカにされると思いきや、上映後、「ドッと疲れた」と一言。「欧米のものは笑いがあるけど、アジアのものは妙に生々しいんだよね。これで千円は安い!」と言われてちょっと嬉しかったり。(笑)


映画は、ここまで人を不快にさせるかって言うぐらいの描写はもちろんありましたが、過去の作品と比べてもわかりやすいし、映画としても面白かったです!大きなスクリーンでご覧になれる機会があればぜひ!  公式HP