香港旅行記 最終日

3月23日(水)


くもり 寒い! 16℃ぐらいか?
今日が最終日。ホント、あっと言う間だったなぁ。


11:30
昼から飲茶。
ホテルから歩いて近くのお馴染み「映月楼」で、アフォンと山梨の日本語学校で同じだった、ノエルと待ち合わせ。


ノエルとも8年ぶり。
「全然変わってないよー」だなんて・・・優しいねぇ。(笑)


ノエルは日本語学校を出て、香港へ戻り、日系の会社に就職して、そこで日本人の旦那さんと出会って、今は松戸にいるそうだ。この震災で黄大仙の実家に戻って来たみたい。


一緒に姪っ子のニコルも来ている。
11年前にTVBに「剄歌金曲」を見に行ったジョアンヌって子だ。(英名を変えたらしい)
7歳だったから、もう18歳!!大きくなったなぁ。(当たり前か)
今は学校を出て、アルバイトをしているとか。



「松戸は東京寄りだけど、遠いよー。そうそう、車が無いと不便だから、こっちで免許を取ろうと思ってるの。」
「日本はちょっと今大変だから、暫くこっちに居るかも。『放射能汚染』・・・・これなんて読むの?」
なんて飲茶をしながら、いろいろ話をする。



ボクだけ、フカヒレ入りのワンタンスープをば。絶品!


すると、ぐっすり眠っていたお子さんが起きてぐずり出す。


はるあき君 3歳。
ミニカーで遊びながら日本語、広東語、英語で、1から10まで数えてた。
普段は日本語らしいけど、広東語で話しかけると、少しやりとりしてる。スゴイわ。


「あれ?テラダさん、Facebookにメッセージくれてた?顔の写真が無いけど・・・」
「うん。だって恥ずかしいし、特に何も書いてないから、載せてないよ」
「顔が見えないなら、友達にはなれないよー フェイスブックなんだから!」と注意されてしまう。(笑)


とまぁ〜たわいもない話をしたり、子供とも遊んだりと、あっと言う間に時間が過ぎてしまう。


14:00
お別れを言って、フェリーで湾仔へ。

西湾河の電影資料館に向かうつもりで着いたは良いものの、湾仔の駅が一向に見当たらない。どうやら、反対側に歩いて来てしまったようだ。


30分のロス。ようやく駅に辿り着いて、地下鉄で西湾河へ。


この駅も8年ぶり。
前は何も無かったトコなのに。随分とマンションが立ったりなんかして一変したなぁ。


資料館へは以前迷いながら探し当てたので、よく覚えてる。
(行き方は実に簡単だったからな)


15:30


おー懐かしい。
ロビー奥のスペースでは、昔のスターの回顧展みたいな催事をやっている。


ここから発行されている書籍が随分とあるみたいだけど、売り切れているものもあるし、全部は買って行けそうにない。とりあえず上へ行ってみよう。


相変わらずだ。8年前と変わらない。
「南国電影」や「銀河書報」のコピーもちゃんとある。
奥の棚にはアルファベット順に書籍が並べてあって、スターにまつわる本がたくさんあったので、片っ端から読んで行く事に。


ユンファやニコラス、ジャッキー、ブルース・・・何だよ、映画祭関係のものも揃ってるし、ここが発行してる本も全部あるじゃないか。ここでゆっくり見て行くだけにしよう。(笑)


昔の雑誌を見ていると、あっと言う間に時間が過ぎてしまう。


1979年あたりの「銀河書報」を見ると・・・
「『ヤングマスター』のラストシーン6分近くに、35万US$ もかけた!」
とか載っている。やっぱりこの年代あたりは面白いなぁ。もっと見てたいけど・・・


時間を見ると、もう18:00だ。
アフォンもちょっと心配そうだったので出ることに。


タクシーで湾仔へ。


途中で降りて、昨日言っていた「三聨書店」へ。
各階へ行って、芸能関係の本を探し回ると・・・オオ〜映画関係の書籍があるある。でも評論関係のものが多いかな。


「邵氏光影系列」の6冊が入るボックスが、999HK$で売っていて、欧米(フランス語で話してた)の映画関係者らしき男性陣が興味深そうに覗いてる。(笑)この箱はカッコ良いけど、買っても持って帰れないし、家に置いといてもなぁ〜・・・


「持って帰れるよ。余裕だよ。」とアフォン。無理だっての。(笑)
ショウブラ関係の本を 20%オフのクーポンを使って購入。


足早に店を出る。


18:30
連絡通路をしばらく歩いて、今日がプレミア上映となる「出軌的女人」の会場「コンベンションセンター」へ。




初めて来たけど、デッカ! こんなトコで映画やんのかね?



エスカレーターを昇って行くと、何やら人垣が。

行って見ると・・・






















呉家麗(キャリー・ン)!!






時間が経つに連れて、どんどん人が増えてくる。
何だか知らないタレントさんも居たりで、よくわかんないけど有名なのかな?




しばらくすると、一段と歓声が・・・「ハー・マンチェッ!!」
















夏文汐(パット・ハー)!!




どれくらいぶりだろう?
何かちょっと、草刈民代っぽい。
「ユン・ピョウと共演した『オン・ザ・ラン/亡命鴛鴦』を見た以来かも」なんて言ったら、アフォンに笑われた。



呉家麗と夏文汐は、今年48歳だそうな。
間近でマジマジと見たけど(笑)、キレイだった!!!



カメラマンに睨まれても何のその。
どさくさに紛れて撮ってしまえーーー!!!(笑)









1枚目中央は、歌手の陳偉霆(ウィリアム・チャン)
呉家麗の隣は、監督の潘源良
全体写真後列左端は、ユンファの前妻、余安安



フォトセッションが終ると、会場へ。

キャパは、500人ぐらいか。


普通にお客さんと一緒に有名人が入ってきたりなんかして。
上映前に、客席でファンと一緒に写真を撮ったりしてたし。
ティディ・ロビンもやって来たぞ!


19:15
上映前に出演者からご挨拶。



チャップマンさんから、香港映画を盛り上げて行こーぜーー!!みたいな雄叫びが。(テキトー)




映画の詳細は、4列前で見てらっしゃった●通さんのブログへ ココ



ポスターを見る限り、揺れ動く女心の核心に迫った内容かと思ったら、かなりエンタメ要素が入ってて、ノリ的にはコメディ映画みたいだった。


いっくら、「一緒に居ても何処か心が満たされない」「今まで女として一度も見てくれなかった」って言ったって(劇中それぞれ事情がおありなんですが)、ホストに狂っちゃぁ〜ね。当然最後はそんなん結果になるわな。そこまでしなくてもって展開になっちゃったけど・・・


会場は所々で大爆笑が起こるし、もうちょっとスマートに撮れなかったもんだろうか?


監督の潘源良と言う人は、李麗珍(ロレッタ・リー)の元カレで、昔、彼女主演で映画も撮った人らしい。作詞家としても有名で、たくさんの歌手に曲を提供しているそうな。


主題歌は、林憶蓮
アフォンが来たかった訳だ。彼女の大ファンだもんな。
兩生花



上映終了後は、一緒に見ていた出演陣が舞台に上がり、ティーチ・イン・・・と言うか、Q&A大会。

「オイ!なんで皆、裸じゃないんだ?!」とか言って笑いを取る、チャップマンさん。
観客5人ぐらいから、北京語や広東語でモーーレツに質疑応答。


これが大盛り上がりしてたんだけど、全然わからなかった。(汗)
後でアフォンに聞いたら、「そんな事、見てればわかるだろ!」って質問ばっかりだったらしく、アフォンも手を挙げて質問したかったって怒ってたけど。


21:30
終るとすんなり解散。バスで旺角へ出ると言う。
途中辺りを見回したけど、ここの隣のビルって、前の会社の本社があったトコじゃないか。


新入社員の時に、海外研修でこのビルの40何階だかで、当時ロールスロイスに乗ってやって来た「ミスター●田」のご高話を拝聴したもんだ。あれからもう16年も経つんだなぁ・・・(しみじみ)


バスの中では・・・
「クラブで最初にバット・ハーをヘンに接待した俳優は、本当のゲイ。だからみんな大笑いしたんだよ」
「最後のシーンはやりすぎだよ!あんなのありえない!」
などなど、映画の細かい説明やアフォンの感想を聞く。


まぁまぁ・・・何だって良いじゃないか、映画なんだから。そんなに熱くならなくても。(笑)


22:00
旺角で、「保仔飯」とワンタンメン。(またかよ)


23:00
重慶マンション前まで送ってもらう。今までのお礼を渡して、アフォンとお別れ。本当にお世話になりました!いろいろありがとう!



3月24日(木)


10:30
ホテルロビーで待ち合わせ。
14:25の便だって言うのに、早すぎないか?
またもや大角咀のホテルで人を拾い、ホテル日航前に着け、尖東のデューティー・フリーで1時間のフリータイム。


そうゆう事だったのか・・・じゃ、科学館のトコのマックでお茶していよう。
帰りがけに一瞬迷うが、なんとか無事戻れた。(滝汗)


空港内では、時間があるので「PAGE ONE」で立ち読み。
ここでもいろいろ売ってるので物色。


ハーバー・シティでも売っていた、華仔の30周年記念本が置いてある。(199HK$)
あ〜これも縁だ!買ってしまえ!!



これで、香港ドルはキレイに使い切ってしまいました。(笑)


14:25−19:10 
ハリソン・フォードの「恋とニュースのつくり方」なんかを見ながら、無事オンタイムで帰国。





========== 劇終 =============




〜コメント〜
特に目的も無しに行ったんですが、行ったら行ったで楽しかったです。(旅行なんてそんなもんでしょうかね)


香港版のDVDは久しく買ってなかったので、新作でも100HK$ぐらいでしたし、どうしようかなと迷いましたが、焦らなくても今は簡単にネットで見れたり買えたり出来ますから、躊躇してしまったかなと。噂に聞いていた日本版DVDは欲しいものがたくさんあったので、次回行くような事があれば買占めしたいですね。(笑)


映画に関しては、こういった機会に昔の作品を見ると、また新たな発見があったりなんかして、興味が沸きました。またアフォンに探して送ってもらおうと思ってます。帰国数日後に上映した「魔」は香港の観客がどうゆう反応をするのか見たかったなぁ〜!


書籍は欲しかったものはほぼ買えました。
見るもの全部買って行く事は出来ないので、ある程度資料価値があるようなものだけに絞りました。


行きたかった場所はガイド誌なんかで調べましたが、これと言って無かったんですけど、やっぱりもっと映画館に行きたかったですね。事前に谷垣さんに教えていただいた「Elements」に行けなかったのが残念!次回リベンジしようと思います。


しっかし、行った場所と言っても限られてたなぁと。
銅鑼湾みたいな都会的なトコも行かなかったし、ほとんど昼間は尖沙咀、夜は旺角でしたしね。天水圍にも行って見たかったですが、聞いても「そうゆうトコ」みたいな感じで流されてしまいました。(笑)


簡単ですが、これにて旅行記は終了でございます。
長々と読んでいただきまして、ありがとうございました!!