開業58年に幕.....

とうとう、終わってしまった。
1,000人規模の劇場が姿を消したワケだ。
これが時代の流れなのか?大きな劇場が無くなってしまうのは、残念でならない。


正月休みに入ってから、劇場に駆け付けた。それも香港映画じゃなく、アニメを見に。(^^;)
銀河鉄道999」と「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Airまごころを、君に」。
共にフィルムでの上映。
※「男たちの挽歌」や「インファナル・アフェア」をやっていたが、ブルーレイでの上映だったので、パスした。











どちらも、ほぼ満席状態に見えた。(実際には700〜800人だったそうだが)
駆け付けた皆さん、それぞれに思いを馳せながら、鑑賞されていたはずだ。


上映前には、支配人の方が公開当時の思い出を絡めながら、挨拶されていた。
「999」では、これから上映すると言う時に「出っ発〜!!」と笛を鳴らして締めるなど、各映画の上映前にも、毎回何かしらの演出をされていたようだ。



本編については割愛。
両作ともフィルムでの上映だったようだが、当時のものと考えれば、状態はさほど悪くないように思えた。
音の方は共にモノラルだったらしく、999はさほど不自由しなかったが、エヴァは全体的に弱く、ちょっと残念な感じがした。


エヴァ」の聖地と言えば、ここ新宿ミラノ座だ。
当時何となしに見ていた、ファンをXX視するような実写パートの映像は、ここで撮られたものであり、上映後は皆さん、名残惜しそうに写真に収めていた。



上記のような理由や難解なエンディングだったこともあってか、「999」は上映後に拍手が沸き起こったが、エヴァは何も起らずそのまま終わってしまった。


そんなエヴァも、今年で20年を迎える。
「シン・エヴァンゲリオン」の公開も視野に入れ、様々なイベントが来年行われるようで、今から楽しみだ。



〜その他 ロビーの風景〜















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「新宿」と言う場所は、東京の人間でも近寄りがたく、幼少の頃から、本当に大っ嫌いな街だった。
なので、映画を見るのは専ら、渋谷か銀座ばかり。学校を卒業するまで、新宿で見た思い出はほとんど無い。


しかし、90年代後半から、ネットで知り合った方々とのオフ会や上映会、そして何より、韓流に端を発した一時的な「アジア映画(プチ)ブーム」があったりで、ここ10数年の間はそんな縁で定期的に通うようになってしまった。(^^;)
昔と比べれば、いささか免疫みたいなものは出来たが、15年ほど経った今でも馴れないのは変わらずだ・・・


実は、学生時代からの映画関係の友人が、この劇場に勤めていた関係で、事ある度にお邪魔させていただき(汗)、本当に世話になった。(世話になったどころの話じゃないか?)


皮肉にも、閉館して数か月後に、コマ劇後に「TOHOシネマズ」がオープンする。
歌舞伎町周辺の道路も整備が進み、XXなイメージを払拭し、新たな賑わいを取り戻そうと区の必死さが伺える。

友人も移動になってしまい、益々、新宿に来る「理由」がなくなってしまった。
さぁ、今後は何処で映画を見ようかな・・・・