最終日?

tera-chan2007-11-25

今日は、昼から横浜の「相鉄ムービル」と言う劇場で、「中国映画祭2007」の2本を見て来ました。


家から特急に乗って、横浜まで20分。便利になったもんです。
駅から5分とありましたが、随分と歩いたような。どうして会場を別にするのか、よくわかりませんけども、あちこちぶつかりながら、2分前に無事到着。館内を見渡すといつも映画祭に来てらっしゃる方ばかり。(笑)もうほとんどのメンバーは決まってるような感じでしたね。(お疲れ様でございます!)


13:00から「誘拐ゲーム/糸邦架」でした。
「金髪の堀越のり」な林嘉欣(カリーナ・ラム)、警官の役にしては線が細すぎて現実味の無い、劉若英(レネ・リュウ)、一瞬、恵天賜かと思った張兆輝(チョン・シウファイ)、あまり馴染みの無い主演陣だったので、期待しないまま見ておりましたが、特筆すべき要素は無く、「土曜ワイド劇場」的な展開で、可も無く不可もない、ありがちな香港映画でしたかね。最後はXXしなくて良かったですよ。あのまま行っちゃったら、何の希望もない映画で終っちゃってましたからね。後味が悪くなくてホッとしました。(笑)


上映後、次の回まで時間があるので、水田菜穂さん、伊藤卓さん、よしだまさしさんと、光栄にも、下の喫茶店でお茶をご一緒させていただきました。


もうこのお三人方については、説明不要でしょう!80年後半から90年代にかけて香港映画を盛り上げて来られた、言わば「重鎮」です。今とは違い、香港映画の情報がノドから手が出るほど飢えていた時代に、ミニコミ誌を主催し、各メディアに精力的に執筆されて来られた方達です。


伊藤卓さんとは(もちろん存知てはおりましたが)初対面だったので、改めてご挨拶。
ミニコミ誌「台湾風雲」を読んで、書かれていたまま、全く同じスケジュールで行動したり(笑)、一時期ハマった「聖石伝説」は、「香港電影通信」で伊藤さんが紹介されてたのを見たのが、きっかけでした。


ほんの20分程度でしたが、いろいろお話させていただき、本当に嬉しかったです。
(と言うか、一方的に私が喋っていたかもしれませんが)今後ともよろしくお願い致します!


続いて、15:30から「ぼくの最後の恋人/千杯不酔」
ここ最近、香港人が好きな「ラブコメ」を見ていないし、監督が爾冬陞(イー・トンシン)と言うこともあって、映画祭を締めくくるに相応しい一本となるよう、楽しみにしておりました。最後ぐらいは明るい映画で締めたいですもんね。


う〜〜〜む・・・ゆ、ゆるい・・・ゆる過ぎだよ。(泣)
ミリアム・ヨン(楊千女華)が主演の映画は、随分前に飛行機の中で「偽装妊娠」みたいな映画を見たきり。サンドラ・ン(呉君如)を彷彿とさせるオーバーな演技でしたね。(笑)彼女がコメディエンヌとして支持されているのは、こうゆう香港女性の「等身大」的な所なのかなとも思ったり。


くっついたり離れたりを繰り返し、ゴールが見えないまま進行して行くこうゆう映画が一番ツライ。90分ぐらいにして欲しかった。最後はコレじゃなく、「早熟」で終っといたら良かったなと。期待していただけに、ちょっと残念でしたかね。


爾冬陞(イー・トンシン)のマスター・ピースは今でもこの作品。

「野獣たちの掟/人民英雄」(1987年)

ダメな銀行強盗も、今やスーパースターです。(笑)


一応のところ、これで映画祭週間は終了です。って、来週もあるんですよね。どうしよっかなと・・・(疲)