今日は昼から、「狗咬狗/ドッグ・バイト・ドッグ」をオーチャードで鑑賞して来ました。
随分と暴力的なシーンが含まれてるとかって聞いていたので、どんな映画なんだろうと、あまり期待もせず(笑)、大きな劇場の中へと入りました。
時間ギリギリに行ったものの、ラッキーな事にセンターの通路沿いのド真ん中の席をゲット!(今回は自由席)
いやぁ〜〜良いですよ。この映画!ちょっと昔の香港映画みたいなテイストがあってね。
オーチャードの大音響も手伝ってか、グシャ、ドスッ、バーンなんて効果音が映える!映える!迫力十二分でしたよ。一般公開になって、シネパ●スみたいな小屋でやるのは勿体無い!面白さが半減しちゃうよ!(笑)
確かに暴力的描写は多くて、正直目を背けたいシーンはあったけれども、それが映画の1つの要素になっていると思って割り切って見てましたけどね。(香港映画では見慣れてるってこともあるんでしょうけども。笑)
全編緊張感にみなぎってました。こうゆう映画、今香港にはないんでしょうか?最も得意とするトコだと思うんだけどなぁ。ボクが知っているガリガリ・チャラチャラなサム・リーが(笑)この映画ではストイックに演じ切っていて、ちょっと印象が変わりましたかね。エディソンもそこそこがんばってたかな。(いい加減ズボンから手を出せ!笑)
監督の鄭保瑞(ソイ・チョン)は、去年の映画祭で上映された「愛、作戦」も、こんな殺伐としたトーンだったと思うけど、フィルモ・グラフィーを見ると「怪物」なんて作品もある。どんな映画なんだろう?こういったダークな感じを得意とする監督なんだろうか。結構好きな色調なんだよな。
上映終了後、業界初(?)となる「観客参加型記者会見」が行われました。
監督、エディソン、プロデューサーの梁徳森(サム・レオン)さんが壇上へ。
いろいろ質問が出ましたけど、最後に観客席から「監督の次回作が日本のマンガが原作のもので、当初のキャストがエディソンさんだったそうですが、なんらかの事情でショーン・ユーさんに変わったとネット上で見ましたが、本当でしょうか?」との質問に、サム・レオンさんが突然「ちょっと良いですか?」と割って入る。(笑)
「あのォ〜〜〜今日は『ドッグ・バイト・ドッグ』の記者会見ですので、その質問は映画が上映された時にでもお願いします。」と流暢な日本語で受け答え。監督も「私も言うことはありません」と一言。(笑)
とにもかくにも、久々に『香港映画を観た!』って感じで、多少興奮しながら劇場を後にしました。
DVDが出たら買っちゃうな、コレ!
流暢な日本語を披露してお客さんを驚かせていた、サム・レオンさんのイベントの模様(5年前)はこちら。ココ