一昨日、平和島シネマサンシャインで「パコと魔法の絵本」「おくりびと」を見て来ました。
日曜日の夕刻からでしたが、なんと「パコ〜」は、私を含めてお客が・・・
たったの4人!!!
でした。
原作あってのファンタジー映画なので、お気楽に見てましたが、こうゆうミュージカル調の映画は好き嫌いが分かれますかね。どっちかと言うと私はダメなんですが、一風変ったキャスティングの面々が、突飛なメイクでわんさかやってるんで、その「楽しい感じ」がよく出ていたとでも言うんでしょうか。個人的には、小池栄子が良かったかな。「あ〜やっぱり芸能人って、普通の人では務まらない職業なんだ」と、しみじみ感じましたです。(意味深)
エンドロールまでしっかり見終わってから、すぐに隣の劇場へ移動。
ちまたで好評の「おくりびと」でございます。
やっぱりミーハーなので(汗)、海外の映画祭で賞を取ったなんて言うと、どうしても気になっちゃうんですけど(日本人は誰でもこーゆーのに弱いと思いますが)、そういった触れ込みに釣られて見に行くと、題材や言ってることが何だかよくワカランチンなものが多かったりするんですが、これは違いました。
特に難しくもないし、ストレートですよ。
重い話かと思ったら、初っ端から笑わせてくれるし、コメディの要素も盛り込んで、退屈せず140分が過ぎました。
特に私の場合には、母や祖父を立て続けに亡くしているので、もの凄く身近に感じましたね。
遺体にお化粧したりするお仕事の話なんですが、母が亡くなった時は、確かこういった方を呼ばないで、お化粧も衣装の着付けも、親戚の叔母たちがやってくれたんじゃなかったかなぁ・・・とか、いろいろ当時の事を振り返るうちに涙が溢れて来たりして。
別にこういった仕事に携わるのに、偏見とか無いと思うんだけどなぁ。(劇中の話です)
田舎じゃ、そう見られるんでしょうかね。随分と羽振りが良いように描かれてましたが、やっぱりこういった仕事は、給料が良いのかなぁとも思ったり。(どうなんだろう?)
モックンも良かったけど、笹野高史さんが良かった。(と言うか、脇はみんな良かった)
某映画で、元華みたいことをやってる場合でないだよ。こうゆう映画でこそ、真骨頂を発揮してもらいたいもんだ。(爆)
邦画バブルかなんだか知りませんが、最近、やたらめったにコンテンツを作ってるもんで、何を見たら良いのかわからなくなっておりますが、こういった良質の映画は年に数えるほどしか無いと思うんですよね。いやいや、ホント、お金払って良かったと思う一本でした。