香港旅行記 2日目

2011年3月21日(月)


今日もくもり。ちょっと蒸し暑い。


10:00
ダラダラと起床。
アフォンは体調の優れないお父さんの付き添いで病院に行くらしいので、夕方に待ち合わせ。


朝食は付いていないので、昔から行っている漢口道の店で、ワンタンメンと皮蛋痩肉粥(こればっかり)と凍檸茶(アイス・レモンティー)を食す。


すぐ近くにあったHMVは移転したらしく、近くの「iSquare」と言うビルへ。


へぇ〜・・・重慶マンションの前に、こんなビルあったっけ?随分変わったな。


エスカレーターで階上へ行くと、有名人からの花も店頭に並べてあって、オープンしたてって感じの佇まい。


スペースはワン・フロアで、DVDコーナーも国別・ジャンル別にカテゴライズされていて見やすい。ショウブラ関係もあったけどカンフーものが中心だった。(やっぱり88HK$ぐらい)普通の香港映画もたくさんあったけど、チェックしただけ。またゆっくり見に来よう。


このビルに来たのは、今日の夜に上映される、韋家輝のデビュー第2作目「一個字頭的誕生」のチケットを買いに寄ったんだけど、映画館の場所がわからない。エレベーターの場所もよくわからなかったので、エスカレーターをどんどん上って行くと、カウンターらしきものが見えて来た。


映画館の席がモニターに映ってるんだけど、中には20席ぐらいのミニシアターがあるみたいで、何だか嫌な予感。カウンターの若いオニイちゃんに、映画祭のパンフレットを見せてチェックしてもらうと・・・ソールド・アウト!!!


ま、しょうがない。
アフォンも昔一回見たらしく、「撮り方が面白くて印象に残ってる」なんて言ってたけど、映画以外の違う予定を考えよう。


一旦ホテルに戻って、映画祭の特集上映、「反建制的先鋒 桂治洪」の会場である「香港科学館」へ・・・・


初めて行くので事前にチェックはしておいたものの、実際行くとなると大変だった。尖東としか覚えて行かなかったからな。(汗)地図を何度も見直しながら、歩くが見当たらない。店のオッチャンに聞いちゃったよ。「あっちの方だよ」って言われて行ったら、本当に着いた。(笑)




会場入り口の受付はメッチャ地味。(笑)


開始10分前。もう5・6人並んでる。前の兄ちゃん・・・



パジャマだよ!



それも上下!70年代の香港か!!(笑)
すっかり汗をかいてしまったので、トイレで、事前に持って来たビオレの汗拭きを使って、風邪を引かないようにケアをする。


12:30「憤怒青年」(1973)

会場はヘンなトコかと思いきや、200人は入るちゃんとしたホール。観客は、始めは数えるほどしかしなかったけど、最終的には30人ほど。上映開始直後に、浦●と●さんにそっくりの女性を発見!ショブラ作品の上映でいらっしゃったのかと勘違いし、思わず小声で「●川さん!」と声をかけてしまう。


それはさておき本編・・・
監督は、張徹との共同監督らしいんだけど、全体的に張徹の色が強く出ていたような。所々、変わった演出や撮り方をしたりして、そのヘンが桂治洪らしいのかと。最後は黒社会に引き込まれてしまった主人公の王鐘がビルからアレ〜〜っと飛び降りて、張徹お決まりの腸がドバーン!70年代初期の開発途中の香港の街並みや、ドブ河でのアクションも興味深かった。(笑)


上映終了後、浦●さんらしき女性が出てくるのを待ってましたが・・・人違いでした。(爆) でもそっくりだったなぁ〜〜〜


14:45「成記茶樓」(1974)

何故か若い人が多かった。欧米人もいたりで、多めの60人。ヤクザの抗争を描いた映画なのかと思ったら、ちょっと違う。なんか社会的なメッセージや教訓を残しているような感じがしたんだけど、細かい箇所がよくわからなかったのが残念。なんだか、全体的にノリがヘンと言うか・・・「魔」「邪」「蛇殺手」を見てからと言うもの、強烈な印象をこの監督には持ってしまっているので、その先入観が拭い切れないと言うのがあるからかもしれないけど。(笑) 乱闘シーンでスローモーションになったり、演出も一歩間違えばバカ映画。最後は「オレがいるから皆が巻き込まれる」とか言いながら、カッコ良く去ってしまうし、観客からも時折笑いが起こったり、最後は一部の観客から拍手だよ!!(笑) 前で見てた若者連中がな〜んか嬉しそうな顔で話してるし、欧米のショウブラ・ファンらしき映画関係者も喜んでたしなぁ。何がそうさせたんだろう?ちなみに最後のエンドロールで「李修賢(ダニー・リー)」のクレジットが流れると、「え?レイ・サウイン(李修賢)???」と、どよめきが。って何処に出てたんだ?


16:30
ホテルのロビーでアフォンと待ち合わせ。バスで油麻地へ移動。


お腹で減ったので、レトロな「美都餐室」へ。




ペンネグラタン(?)とあんかけ固ヤキソバ。中々、好味!
「『PTU』とかに出てきそうなトコでしょ?」とアフォン。確かに雰囲気があって、映画の撮影で使われてそうな感じだ。


17:30
発つ前に谷垣さんに、映画関係の書籍が買える場所を教えていただいたので、百老匯電影中心へ。

ここも11年ぶり!あんまり変わってないような。その時は、スタンリー・クワン監督の「有時跳舞」を見たんだよなぁ〜。(笑)中に入ると、CDやDVDコーナーが出来ている。日本のチラシを売ってたりもしてて、アートなスタイルは相変わらず健在。


隣に「Kublic」と言う本屋が。

奥のレジ横の棚に映画関係の書籍があったので、暫し立ち読み。欲しかったものはあまりなかったけど、谷垣さんがブログで紹介されていた、エリック・ツァンの「焦點影人 曾志偉」と言う本と、お土産で頼まれていた「香港電影」を購入。店を出て、街中の「中華書店」って本屋にも行ったけど、商業的な映画本は置いてなかった。


19:30
発つ直前にテレビで、ナイナイの岡村氏がブルース・リーのお店を訪問する映像をチラッと見たので、ファンの方に教えていただき、とりあえず行って見ることに。紹介していただいたHP ココ


油麻地駅近くの「現時点商場」へ。

中野ブロードウェイ」みたいなオタクビル。その中の一画に入っているお店「李小龍会」へ。


ブルース・リーのファン・クラブかと思ったら、そうではなく、ファンクラブの入会だけを紹介をしていて、スタッフのムーンさんと言う女性も詳しいことはあまり知らないらしい。簡単なお土産やレアグッズを展示していたり販売もしているトコって感じかな。店内だけなら写しても良いとのことで許可を得てパチリと。


せっかく来たし、見るだけでは悪いので(笑)、お土産用のキーホルダーを2つ購入。お礼を言って店を出る。


昔懐かしいおもちゃを売ってる店をひとつひとつ物色。それにしても、昔たくさん買った「ポピーの超合金」がたくさんあるなぁ〜。当時、千円ぐらいだったのものが、今では数万円なんて値が付いていて、見ているだけで楽しくなってしまう。日本だけのものかと思ったら、アフォンの世代は「香港でもテレビでやってたから、み〜んな知ってるよ」と言っていた。そう言えば、一時期通っていた高円寺にある玩具店の店主いわく「特に香港からですけど、倉庫ごとまとめ買いして行く業者もあるんですよ」と聞いたことがあったっけ。


20:00
歩いて旺角の「信和中心」へ。まずは階上をチェックしてから地下へ行くと、店頭で日本版のDVDが安く売られている店を発見。


入ると・・・香港のモノはほとんど無く、日本で普通に売っているDVDばっかり!噂には聞いてたけど、タダみたいな値段じゃないか!何とかエディションだの、特別版だの、大枚叩いて買っていたのがバカみたい!今まで躊躇していた欲が一気に爆発してしまう。(笑)



ターミネーター2」のブルーレイなんて、高くて買えなかったのに(正規の値段は7,140円)、たったの148HK$だよ!(1,500円ぐらい!)ジャッキーものは38HK$(少林門は18HK$)、リーさんものは50HK$、「精武風雲」のブルーレイはサンプル版で(笑)98HK$、これだけ買って510HK$。(5,000円ちょっと)


どういった流通で売られてるんだろうか?もっと買いたいものがあったけど、荷物がいっぱいなので、これぐらいにしておこう。


22:00
もうこんな時間になってしまった。また油麻地の方へ少し戻って、谷垣さんから教えていただいた「太平館」へ。

有名なレストランで、アフォンも「もちろん知ってるけど、来たのは初めて。香港人からしたら、ちょっと高級なイメージ」らしい。日本語のメニューもあるので、見ると良い値段だ。お得なコースを2名分と単品を注文。




「美味しいなぁ〜!!死んでも良い!」と何度も口にするアフォン。(笑)
んまぁ〜夜にしてはどれもヘビーな一品ばかり。
私と言えば、ここ最近脂っこいものは控えているので、逆にお腹がビックリするのではないかと恐る恐る口にすることに。

大好きな焼鳩も出て来たりなんかして、確かに美味しいんだけど、脂ベットベット。(笑)大量に持って来たウェットティッシュを駆使しながら、少しずつ消費して行く。ある程度食べたら、もうギブ・アップ。残りはアフォンへ。


会計は、私持ち。
2人で471HK$。 ちょうど5,000円くらい。
「香港で2人で500ドルって言ったら、結構な食事だよ」って・・・良いんだよ、オレが払うんだから。大満足でしょ?(笑)


店の前でアフォンとお別れ。
地下鉄で帰る前に、カスタマーセンターで、八達通を4年ぶりに更新。


23:00
ホテル着
テレビをつけると、昨日の周慧敏のコンサートの模様がやっている。柏原芳恵の「最愛」をカバーをしているとのことでゲスト出演したなんて映像が。


柏原さんの内縁の夫が、●村さんって噂は本当なんだろうか・・・???