最終日・・・

皆様、大変お疲れ様でした!
私は今日でおしまいです。
振り返ってみると、近年稀に見る充実したラインナップだったように思いますが、皆さんはいかがだったでしょうか?



今日はお昼前に「ホット・サマー・デイス」を最初の1時間だけ見て(ちょうど暗い感じのシーンで退出)、楽しみにしていた「葉問1」の会場へ移動。


ブルーレイを買ってアクションシーンだけ何度も見ていましたが、日本語字幕付きで見れるのは本当にありがたいもんです!買った当初は自分ながらに訳しましたが、やっぱり少し解釈が違ってましたね。(汗)。そういった事も踏まえて、字幕をチェックをしながら、改めて堪能しました。


一昨日のスクリーン5で、席も後方の中央と良い席でしたが、隣のXXがポップコーンを一粒一粒ゆ〜〜っくりと音を立てて食べてるもんだから、気になって気になって・・・早よ、たいらげんかい!と怒鳴りつけそうになりました。(笑)


終了後、軽く食べようと階段を降りると、香港映画博士のMさんに「良かったら一緒にお茶でもどうですか?」と声をかけられ、龍熱さん(知野二郎さん)や、ブルース・リーの初代ファンクラブの会長さんなど、錚々たる(往年の)リーさんファンの方々とご一緒させていただきました。


お茶を飲みながら、先日の「死亡遊戯」などのお話をされてらっしゃいましたが、全然お話について行けませんでした。トークショーでは「怒りの鉄拳」の怪鳥音を当てたと説明がありましたが、「燃えよドラゴン」の、あのシーンの、あの怪鳥音も使われているとか、あのシーンはあの映画の・・・などなど、正直「浦島太郎状態」でした。(え〜〜〜っ!と驚いてばかりでした)


30分ばかり皆さんのお話を聞いた後、再びスクリーン5に戻り、「葉問2」を鑑賞。今回も一番後方の中央あたりで結構良い席でした。


んが、またもや隣の女性がポップコーンを美味しそうに食べてらっしゃる。それも同じくゆ〜〜〜っくりと美味しそうに。(笑)マナー良く食べてらっしゃったので気にならない程度でしたが、連チャンでこうもポップコーンさんに当たるとは。


さて内容ですが、この「2」はDVDを買っていたものの、直前に上映することがわかったので見ないで置きました。開始から随分と暗い感じで始まって、最後までトーンは変わらないで行きましたね。


アクションは申し分無く素晴らしかったですし、何よりサモ・ハンが良かったですね!彼の演技はやっぱり効いてるなぁ。ジャッキーもそうですけど、アクションうんぬんと言う以前に、「演技がしっかりしている」からこそ観客も映画に入り込めるんであって、そういった点をあまり評価してくれていないような気がしますね。


この「2」は来年1月22日に新宿武蔵野館で一般公開するそうですが、もし観客動員数が5,000人を超えた場合には、「1」も公開するそうですので、皆さん応援しましょう!


上映終了後、知野二郎さんと倉田保昭さんのトークショーがありました。まず始めに司会の方から、「この『2』は今回の映画祭の中でも最もチケットを取るのが難しい1本だった」と説明があり、倉田先生と知野さんの簡単なプロフィールが紹介されました。


その後はですね、倉田先生の香港(映画)での逸話や、もちろんブルース・リーとの思い出話などを中心に進行しまして、「和製ドラゴン放浪記」に書かれている内容とダブってましたが、笑いを交えながら面白い話もたくさん聞けて、有意義な時間を過ごせました。


その他に、倉田先生から、ブルースについて・・・
●あの体のツヤからして、「ドラゴンへの道」がブルースのベストだと思う。
●準備体操(ドラゴンへの道)を撮っている映画なんてありましたかねぇ?普通ならカットなのに、あのヘンがユニークなんですよね。
ジョン・ウェインが大好きで、ハリウッド・スター(の華やかさ)の話をよくしていた。
●主演第3作目は羅維監督の「冷面虎」だったが、「オレはそれには出ないんだ」と言って、「ドラゴンへの道」の撮影でローマへ向かった。
●撮影所に遊びに行ったら「ノラ・ミャオの胸は大きいよね?あの外人の胸やお尻は〜」など、真面目と思いきや、そんな話もしていた。
●コンタクト(当時はハード)を落として探している姿を見て、「近眼」と言うことがわかった。


など、サモハンやジャッキーにまつわる話では・・・
●サモはギャンブル好き。特に競馬にハマっていたとか。
●「Gメン」を無理矢理辞めたせいで、2年ぐらい「干された」時期があった。そんな時、サモから電話がかかって来て、サモの会社で3本撮る契約をした。
●サモとジャッキーは当時(七福星/夏日福星の時期)は仲があまり良くなかった。ボクとジャッキーが60回ぐらいアクションを撮り直している時に、サモは家にご飯を食べに帰っていた。
●サモ(?)がタイでロケをしている時に、ブルースからオファー(「燃えよドラゴン」のオープニングの役)があって喜んで行ったら、事前に、赤い袋に入った「ラッキーマネー」(って言ったかな?)をもらっちゃったんだけど、どうしよう?と言っていた。これは「死ぬ役」をやる俳優が前以てもらうお金なんだとか。(ちょっと上手く聞き取れなかったんで、間違ってたらすいません!)


最後に、「アクションに関しては、もう「手」がないんじゃないですか?やり尽くしちゃったと言うか・・・もうアナログに戻るしかない」「ブルースがいなければ、今のボクらは存在しない」と締めくくりました。


その後に、下で倉田先生にサインをもらおうと、よしだ(まさし)さんとで出待ちをしてたんですが、スタッフがそそくさとエレベーターへ誘導しちゃうもんで、サインはもらえず終い!(写真も撮れず!)いつもなら、外へ出てサイン会なのになぁ〜〜!残念!


「倉田先生!サインお願いします!」と言ったら、「フッ!」と笑われてしまいました。谷垣さんも「なんでみんないつも先生って言うの?」って不思議な顔されてますしね。香港映画ファンの間では「倉田先生」で通ってる(と思う)んですけど、やっぱり「センセー」はマズかったかなぁ?(笑)


最後はアン・ホイ監督の最新作、「愛に関するすべてのこと/得●炒飯」
香港公開時には、「あの清純派のビビアン・チョウがレズビアン役」なんて触れ込みを見て驚きましたけど、一回目の上映を見た方の感想は「面白かった」と聞いていたので、期待してました。


なるほど。こういった話でしたか。現実にはありえない話でしょうけど(笑)、内容的には面白かったですね。随分と脚本しっかりしているのか、情報量が多かったように思いました。日本語字幕も細かいところをしっかりカバーしつつも、(中文字幕もちょっと見てましたが)難しいことを言ってるな?と言う感じは受けました。


前回がDVのお話で今回はガラッと変わったような題材ですが、所々、アンホイ・テイストを垣間見れた気がしましたね。


そうそう、ティーチ・インがあると思ったんですが、当初から無くて(笑)残念でした。一回目の時はどんな話をされたんでしょうか?それとあのエレノア(って言ったかな?)ヨガのインストラクターの女優さんは何と言う方ですか?ご存知の方、教えていただければ幸いです。


それでは、またFILMEXでお会いしましょう!