オールナイトはさすがに・・・

先週の(金)に「CINEMART六本木」で行われた、「詠春〜試写会オールナイトイベント〜」(SPO主催)に参加して来ました。




PM:9:30〜スタート。

参加者は、60〜70名でしょうかね。
席に座ると、知人の方が数名いらっしゃったので、お話を伺いましたが、インターネットや「DVDデータ」などで応募していたようです。お客さんは若い方や女性が多かったですが、ニコラスファンの方でしょうかね?ユンピョラーの方はいたのかな?(笑)


まずは、「詠春 第一話」を上映。
(上映時間は、45分ぐらい?)



さて、本作は名前は聞いたことがありましたが、大陸向けか何かのドラマかと思い、普段中華系のドラマを全く見ないので、正直全く期待しておりませんでしたけども、キャスティングが豪華なこともあって、結構楽しめましたですよ。



ドラ息子役のニコラスが、がんばってましたね。
かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート」で培ったダイナミックな蹴りをふんだんに駆使して、線の細さをカバーしていたように思います。


それと、ニコラスの父親で、ユン・ピュウが出て来るんですよ!
一体、何処へ行っちゃったんだろうと思ってましたが(笑)、活躍の場をドラマへ移してたんですね。特筆すべきは、「敗家仔/ドラ息子INカンフー」で、ユンピョウ自身が演じた、梁賛(リョン・ジャン)をそのまま演じていて、その役の子がまたXX息子ですから、うまくリンクしてると言いましょうか。(笑)


さすがに全盛期ばりとは行きませんが、久しぶりに動いている姿を見て、嬉しかったですね。アクション映画がほとんど作られなくなってしまいましたが、また銀幕でも活躍してもらいたいですね。




この後、谷垣健治さんによる「アクション講座&ト−クショー」が行われました。
(もちろん、これが本来の目的)


んまぁ〜真っ黒けっけ。(笑)
沖縄に数ヶ月いらっしゃったこともありますが、お元気そうで何よりでございます。


トークの方は、相変わらず、舌好調!
出演者やスタッフについて言及されていたんですが、いくら香港通とは言っても、実際映画制作の現場に関わってらっしゃる方ですから、谷垣さんほどエピソードを持ってらっしゃる方って、いないと思うんですよね。ご自身の記憶力の良さもさることながら、毎回お話を聞いていて「すごいなぁ」と痛感しますね。



アクションについても、貴重なメイキングやプロモーション映像を交え、実際、司会の方と体を使いながら(笑)、解説されたりと(会場からは拍手!)、あっと言う間の1時間。こんなに長いトークショーも久しぶりじゃないかな?



そうそう、谷垣さんが広東語で俳優の名前や映画のタイトルをたくさんおっしゃってましたが、大半のお客さんは、絶対わかってないと思うんだよなぁ。「じゃんしんさーんゆーぢゃうちんわー」(贊先生與找錢華 /燃えよデブゴン10 友情拳)なんて、わかんないってば!(笑)


最後は、プレゼント抽選会。
谷垣さんが倉庫から持って来たと言う(笑)、「マスサン」のプレスシート、少林寺のトランプ、武打星の韓国語版、ドニーさんの最新作「葉問伝」のプレスシート・・・以上の4点の品をかけてのジャンケン大会。


結局、最後まで残ってしまいまして(汗)、辞退しようと思い、「勝った方は舞台前までどうぞ」の声に黙っていたらば、谷垣さんから「勝ってたじゃん!」と注意を受け、壇上に上がるハメに。


で・・・・












勝ってしまいまして(爆)




ちゃっかり、「葉問伝」のプレスシートをいただきました。(豪華な作り!)




これは、谷垣さんのブログでも紹介されておりましたが、音楽の打合せに来た、葉偉信(ウィルソン・イップ)監督が、「宣伝しておいてくれ!」と谷垣さんに渡したものだそうです。


主催者側としては、身内に一番良い商品が渡ってしまうと言う最悪の結末。
私も私で、「なんて大人気ないんだろう」と暫く自己嫌悪に陥っておりました。(反省)


そんなこんなで、プレゼント抽選会が終わると、PM:11:30前。
終電のこともあってか、お客さんの三分の一が席を立ってしまう。


続いて、「超酔拳/鉄馬留」の上映。
数年前にビデオで見た時は、DVで撮ったような感じだったし、あまりショウブラの俳優さんも詳しく知らなかったので、軽く流して見ておりましたが、大きな画面で見ると、往年のスターがたくさん出ているのがわかったりして、中々興味深かったですね。こんなに長かったとは思いませんでしたよ。1時間ちょっとだったと思ったんだけどなぁ。



終了後は、宇田川幸洋さん×谷垣さんとのトークショーが行われました。(AM:1:30〜)

いやいや、これは激レアなツーショットでしょう!何でも、お二人の出会いは、15年前の1993年に遡り、共通の映画ライターの方(?)を通じて、香港で会食されたのが初めてだそうです。


谷垣さんがガーーーーッと喋って、宇田川さんがボソッとちょっとしたエピソードを話す独特の間合いが良いんだよなぁ。歳がちょうど20歳離れてらっしゃるので(1950年、1970年)、谷垣さんが高校生時代に、宇田川さんがロードショーなんかで書かれた記事を読まれていたそうです。「そんな事書いたかなぁ?」なんて笑いを誘う場面も。


こちらは残念ながら、35分で終わってしまいました。
宇田川さんはトークショーは初めてだとおっしゃってましたが、ぜひまた香港映画ファンがたくさん集まるイベントの時に、やっていただきたいですね。


AM:2:00を回ってしまったので、次の「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」はさすがにパス。帰り際、ロビーで撮影されてらっしゃったので、便乗させていただきました。(笑)




宇田川さんとのトークで出てきた「ZIP」(アニメージュ7月号増刊/1987年)。
当時の香港映画事情を知ることが出来た貴重な雑誌でした。
隅から隅まで読み通していたので、ボロボロです。



しかし、週末の六本木は訳のわからん外国人ばっかりで、正直苦手だよ。(笑)